発注者/岡寺
工期/1985年
受注形態/設計施工
概 要
三重塔、銅板葺、内地檜使用。
この塔は、室町時代に強風で倒壊した記録があり、設計にあたってはその点を考慮し、地盤調査を行い、地中梁を入れて上部構造補強も入念に行った。復原年代は鎌倉時代、規模が小さいため、初層高さはやや高めに設定した。総高さは15.4m、逓減率の大きな安定感のある塔である。
竣工時の三重塔 |
相輪水煙部分 |
後年に取付けられた風琴、尾垂木木口金物 |
組上中 |
初層内部 | 落慶法要 |
■工事名/寺務所新築工事 工期/1997年 受注形態/設計施工 概要 吉野建て入母屋造り、桟瓦葺、一階部分を厨房、休憩所とし、本堂の地盤と同高となる二階を寺務所とする。 |
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■工事名/手水屋改築工事 工期/1997年 受注形態/設計施工 概要 重要文化財の楼門をくぐったすぐ左手に立つ手水屋で、切妻造り、本瓦葺、旧手水屋の手水石を再用し、境内から湧く地下水を利用している。 |
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■工事名/稲荷社修理及び覆屋改造工事 工期/2001年 受注形態/設計施工 概要 境内奥にある稲荷社を修理しその覆屋を新築した。 |
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■工事名/参道石段手摺設置工事 工期/2003年 受注形態/設計施工 概要 寺院らしい擬宝珠柱を約1m間隔に立てて、傾斜に合わせて手摺を組立てた。 |
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■工事名/休憩所改築工事 工期/2003〜2004年 受注形態/設計施工 概要 桁行二間、梁間三間、切妻造り、銅板葺。 以前にあった休憩所を拡張した。柱上には舟肘木を組み、背面中央には切妻屋根を出して手水石を覆っている。 |
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■工事名/開山堂解体修理工事 工期/2004〜2006年 受注形態/設計施工 概要 妻入り、入母屋造り、銅板葺。 談山神社にあった妙楽寺の護摩堂で、明治の廃仏毀釈の際に移築された。元は桧皮葺の建物であった。 |
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■工事名/重文書院屋根銅板張り工事 客殿改築工事 工期/2007〜2009年 受注形態/設計施工 概要 重要文化財の書院に接続して建てられていた建物を解体して、客殿として建設した。もとはこの建物まで延びていたものを、切断したことが判った。 今回の設計にあたっては、重文建物の屋並みを揃えて、重文書院の延長線上の風景を重視した。 |
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渡り廊下 |
前庭から客殿を望む |
■工事名/門前受付棟他改築工事 工期/2008年 受注形態/設計施工 概要 仁王門前に建つ受付と控え所で、切妻造り、銅板葺の二棟の建物である。 |
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■工事名/古札堂改装工事 工期/2011年 受注形態/設計施工 概要 本堂前に建つ札売り場の一部を、古いお札を納めて頂くお堂に改造した。内部奥の仏壇には掛け佛をお祀りし、窓下収納ボックスを側面から引き出せるようにしている。 |
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■工事名/新書院改築工事 工期/2011〜2012年 受注形態/設計施工 概要 総二階建ての建物で、建物の半分を新庫裡、半分の一階部分に倉庫。二階部分を白書院とし、懸造りを加味した宝形造り、本瓦葺きの堂の様相を呈している。 本堂・三重塔との三角形で、境内曼荼羅を構成している。 |
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